お陰様で、今日(3月27日)で当店「lay-z-boy」は、無事に10周年を迎えることが出来ました。
ここ最近は、「アメリカ買い付け」のインポートアイテムの大量入荷などもあり、春物を買いに来られる方も多く、併せてお祝いの品々やメールも沢山いただき本当に嬉しいかぎりです。
振り返って考えると、良い事も大変な事も色々とありましたが、アッと言う間の10年間だったなって思います。
うちのお店は、2003年に嫁さんと二人で始め、今でこそ12時から20時の営業で、不定休で少ないながらでもお店を休みにしたりしてますが、最初の何年間かは11時から21時まで365日一日も休まずにお店を開けて働いてました。
当時は、お店をするのに保証金や仕入れとかで色々と出費がかかり、本当に手元にお金が無かったので、お店の内装も大工の友達に安くで作ってもらい、大事に乗ってた車も売って、嫁さんはレストランのバイトを掛け持ちでしてて、家に帰ると分からんながらにhtmlの本を見ながら、毎日手探りで寝る間も惜しんで、朝までお店のホームページを色々と「あーでもない、こーでもない」と一から考えて作ってたのを思い出します。
キリの良い10年という節目の年で改めて思うのが、こうして店が続けられてるのも、通販を含めた一度でも買っていただいた事のある『お客様』と、親身になってお力添えをしていただいている『ブランド関係者様(アメリカのパートナーの商社も)』と、『家族と仲間』の支えのおかげだと心から感謝しております。
10年前と比べると、年々物が売れにくくなり、当時の人気のお店やブランドも沢山無くなりました。
ただ、自分自身でいうと、オープンした時には仲間や知り合いしかいなかったお客さんが、今では「10年分増えた事」と、「お店の信頼度」と「取引メーカーさんとの関係」が当時よりも強くなってるのが、確実にプラスかなって思います。
うちのお店は、「セレクトショップ」としてオープンし、基本的に『自分自身の着たいと思う好きな服を置く』という信念の元、ある意味当初から大幅に変わらない『軸のブレないスタイル』を貫いて営業してます。
流行りを追っかけて「セレクトに自分のない」ころころ内容が変わっていくお店や、時代と共に移りゆく「安くて流行りの服」ばかり置いてるお店ではないですが、うちの店は月日が経っても色あせなく着続けられる『本物』のブランドを取り扱って、これからも「服好きのちょっとヤンチャな大人の男が来る服屋」でいたいです。
10年自分でお店して身に染みて思うのが、『たどり来て、未だ山麓』本当にそんな感じです(僕の尊敬する升田幸三の言葉です)。
11年目に突入し、諸先輩方からするとまだまだただの通過点かもしれませんが、初心を忘れずに頑張っていきたいです。
皆様、これからも「lay-z-boy」をご愛顧宜しくお願い致します。
lay-z-boy
代表 橋本洋一