LZB DENIM

前回のブログでヒッコリーパンツをご紹介させてもらい、早速ご好評をいただき嬉しいですが、今回はそれに引き続いて『LZB』のオリジナルデニムパンツのご紹介をさせてもらいます。





LZB DENIM

まずは、NON WASH DENIM(生デニム)です。
こちらも、以前にリリースしたデニムパンツをアップデートして作ったアイテムです。
前回のヒッコリーパンツでご紹介して重複してる部分は、今回は割愛してご紹介します。





LZB DENIM

まずは、当店のデニムパンツで外せないポイントが赤耳(セルビッチ)使いです。
個人的にも、『デニムパンツは赤ミミ』みたいなのが昔からあって、オリジナルとなると必ず取り入れたいディティールです。
まずは、コインポケット部分。
ここにも、セルビッチ使ってます。





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勿論、全てのベルトループ部分が赤ミミ使ってます。
このベルトループまで赤耳というのは、他のブランドでもあまり目にする事のない、非常に贅沢な珍しい仕様の一つです。





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そして、今回のデニムパンツから採用してるのが、この「シンチバック」です。
ヴィンテージに詳しい方はご存知もおられると思いますが、この「シンチバック」は、「シンチベルト」とも言われ、バックヨークの腰位置と、バックポケットの間に施されたデニムのベルトで、昔のデニムパンツのウエストを調節する機能を目的に考案された物です。
ジーンズのフィット技術が未熟だった時代の完成する以前の機能ディテールで、デニムジャケットの古い製品にも見られ、1940年代中頃から徐々に廃止されいきました。
サスペンダーボタンと共に、ワークウエア時代のジーンズを象徴するパーツで、日本語では“尾錠”とも呼ばれ、現在では、ウエストのフィット性の有無には関係なく、ヴィンテージ仕様のクラシックなデザインとして採用される事があります。
もちろん、この「バックストラップ(僕はあえてこう呼ぶ)」にも赤ミミ使ってます(右部分)。





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そして、今回のこのパンツのバックポケットは、以前のペインター的な丸みのあるものから、デニムパンツによく使われる5角形のタイプに変更しました。
これには理由があって、このポケット部分にもセルビッチ使いたかったからです。
この赤ミミは左ポケットのみ使ってます。
パッと見た感じは、普通っぽいデニムパンツですが、よく見ると上でご紹介した「バックストラップ」は右部分で、バックポケットは左部分のみを赤ミミ仕様のアシンメトリーにし、その赤耳使いをアクセントにしてます。





LZB DENIM

当然ですが、デニムの両サイドには赤ミミを使ってます。
以前リリースしたデニムパンツを上回るセルビッチ使いの超贅沢仕様の仕上がりとなってます。





LZB DENIM

「WORK」&「MILITARY」パンツと銘打ってますが、名前の通り2パターンあります。
左のホワイトステッチにライムグリーンの「LZB」刺繍が入っている方がワークバージョンで、右のブラウンステッチにレッドの「LZB」刺繍の方がミリタリーバージョンです。





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こちらが、ブラウンステッチにレッドの「LZB」刺繍の方がミリタリーバージョンです。
内側には、ウッドランドカモとリアルツリーのミックスカモをスレキに使ってます。





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こちらが、ホワイトステッチにライムグリーンの「LZB」刺繍が入っている方がワークバージョンです。
内側には、ヒッコリーパンツにも使用した上質のヒッコリー生地(WHITE/NAVY)の色違いであるWHITE/BLACKの生地をスレキとして使ってます。





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履いたらこんな感じです。

CAP…LAFAYETTE / LF LOGO NEW ERA 8th ANNIVERSARY MODEL
TOPS…RALPH LAUREN / MILITARY CHECK SHIRT
INNER…LAFAYETTE / LAFAYETTE LOGO TEE (2011S/S)
BOTTOMS…LZB / W&M DENIM PANTS (CAMO)
SHOSE…VANS / CHUKKA BOOT CANVAS

シルエットの良さは勿論ですが、肝心のデニムの生地選びには一番こだわり、ヴィンテージのデニムでもよく使用されたジンバブエ産のコットンを本藍で何度も染め上げ、履けば履くほどに「縦落ち」と濃淡の「ヒゲ」が出やすくなります。
また、生産に関しては、世界でもトップクラスのデニムの縫製のクオリティーを誇る岡山の児島で作り上げた『MADE IN JAPAN』にこだわった抜群の仕上がりで、皆様に自信を持っておススメ出来る「lay-z-boy」の『オリジナルデニム』となっております。
ポケット部分は前回同様、チノパンのような斜めポケットを採用してますので、手が入れやすく、しかもパンツのシルエットが崩れにくいように作ってます。
是非、履いて確かめていただきたいです。





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そして、こちらが『LZB』初登場の加工デニムバージョンです(表)。
先ほどのNON WASHのデニムを3年くらいかけてじっくりワーカーが履き込んだ感じに作ってます。





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こちらが後ろ側です。
ただ単に「UESD加工」というだけの薄く色落ちさせた物は、結構簡単に作れるのですが、この結構濃い色の状態のままヒゲを強く付けたり、履き込んだ風合いを出すいうのは大変な作業で、イメージを形にするのは中々大変でした。
実際、このパンツの雰囲気まで加工して仕上げるのに、加工の工場の職人と話し込んではやり直して、何回もサンプルを作り直してこのナチュラルな風合いまで完成させました。





LZB DENIM

ポケット部分にはダメージ加工を施し、全体の各部分がクタッと「ヤレた」感じになるように、要所要所に特殊なUSED加工を加えてます。





LZB DENIM

膝の裏側にもヒゲ加工をしてます。
たまに加工デニムで膝裏にヒゲが入ってるパンツもありますが、見当違いな部分に入っていて、どういう履き方かなしたらその位置になるのかなって不思議なパンツもありますが、このパンツは、ジャストか軽く腰履きして履いたら良い感じになってますので、その点はご安心くださいね。





LZB DENIM

裾のダメージ加工です。
ただのUSED加工ではなく、ダメージ加工にプラスしてシワ加工も施してます。
とっても良い感じですよ。





LZB DENIM

「WORK」&「MILITARY」パンツと銘打ってますが、こちらも名前の通り生デニムバージョン同様2パターンあります。
ただ、NON WASHのタイプとは裏地を逆に使ってます。





LZB DENIM

ですので、このブラウンステッチにレッドの「LZB」刺繍の方がワークバージョンです。
内側には、ヒッコリー生地を使ってます。




LZB DENIM

で、こちらのホワイトステッチにライムグリーンの「LZB」刺繍が入っている方がミリタリーバージョンです。
この内側のカモの生地がクタッと柔らかくなって、かなり良い感じになってます。





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履いたらこんな感じです。

CAP…NEW ERA / 『CARHARTT』×『NEWERA』 MILITARY CAP【JAPAN LIMITED】
TOPS…RALPH LAUREN / BORDER POLO SHIRT
BOTTOMS…LZB / W&M DENIM PANTS (CAMO)
SHOSE…VANS / HALF CAB


サイジングによって、ジャストで履いてアメカジにも、ルーズに履いてストリートにも対応するように作ってます。

今回も色違いでお買い上げの方もおられますが、前回のパンツを買われた方も沢山買ってくれている方が多く本当に嬉しいです。

昔のヴィンテージのLEVI'Sの501なんかを正確に復刻して作るだけなら、レプリカのブランドがすればいいし、どこにでも出回っている今時のパンツならファストファッションと言われるブランドが作ればいいし、それを買えばいいと思います。

うちのオリジナルブランド『LZB』は、自分自信の拘りを詰め込み、いたずらに型数を増やして内容を薄めるのではなく、本当に自分自身の着たい物だけを厳選し、人気ブランドの「真似っこ」や、良いとこ取りの売れ線の「パクリ」でない、『オリジナル(本物)』にこだわって作ってます。
手前味噌ですが、他には負けない「クオリティー」と「オリジナリティー」のよく出来た作りのパンツで、何年でも長く履き続けられる本当におススメのアイテムです。
「カッコいい」パンツ探してた方は、是非履いてくださいね!